株式会社日本統計センター
データベース

商業統計調査/概要と活用事例

 当社商業統計調査データの特長

特長1 最新の住所・地域区画(町丁)への対応

 商業統計調査の最小単位での公表値はメッシュ単位となっています。
 メッシュ単位の場合、地域区画の変動がなく全てが同一の面積を持つというメリットがある反面、地名との関連がなく地域の特定が困難というデメリットもまた併せ持ちます。

 そこで当社では、各種の地域情報を基に、メッシュ単位のデータを最新の町丁区画に再編集したうえで提供しています。
 これにより、GIS等を用いた処理を行うことなしに、リストベースでも地域名を意識しながら分析作業等を行うことができます。

特長2 秘匿値の推計

 メッシュ単位の公表値では、事業所数の少ない地域に関しては、個別事業所の情報保護を目的として秘匿処理が施されている場合があります。
 そのため、例えば実際には大きな売場面積を持つ店舗がその地域に存在していても見落す可能性があり、そのまま利用すると誤った判断をしてしまうリスクがあります。

 当社では、このメッシュ単位の公表値を町丁単位に再編集するにあたって、公表値では秘匿されている売場面積・年間販売額等の値について、独自に推計しています。

 当社データを用いることにより、秘匿の有無を意識することなく、分析への投入データとしてそのまま利用することができます。

商業統計調査指標
小売業事業所数
小売業従業者数
小売業年間販売額
小売業売場面積
商業人口
小売1店当り年間販売額
小売1店当り売場面積
小売従業者1人当り年間販売額
小売売場面積当り年間販売額

 GISによる活用事例

 商業統計調査データは、売場面積を用いて競合度合いを把握していく、あるいは年間販売額を用いた加工値によって、売上動向・効率等に関する状況を把握するといった利用が主となります。

 具体的には、以下のとおりです。

 その1

ハフ型モデル、重回帰分析等への投入変数として
⇒販売目標・商圏エリアの設定時等に。

 その2

出店候補地の商業地としての水準・動向等の把握、既存店立地の評価
⇒店舗等の立地選定・リロケーション検討時等に。

 その3

時系列での地域動向(商核の移動、地域構造の変遷等)を把握するための指標として

⇒都市計画でのゾーニング・振興策の検討時等に。

 下図は、町丁別の小売中心地性(顧客流出入比率)の時系列推移をパターン化したものです。なお、小売中心地性の計算式は以下のとおりとしました。

 小売中心地性=商業人口÷人口

 商業人口=小売業年間販売額÷都道府県内人口1人当り小売業年間販売額

 下図は、東京ミッドタウンオープン前後における小売中心地性の変化をみたものです。赤坂9丁目は、以前は顧客流出地域であったのが、オープン後には人口の約10倍の流入地域になっていることがわかります。

小売中心地性の推移

2004年から2007年の小売中心地性の推移

 ※図をマウスでクリックすると拡大図を表示します

小売中心地性の推移
流出→流入
変化なし
流入→流出
ラベルの数字
上段 オープン前小売中心地性
下段 オープン後小売中心地性

 商業統計調査データに基づく代表的な効率指標である、小売従業者1人当り年間販売額(労働生産性)と小売売場面積当り年間販売額(売場効率)について、鉄道駅を中心とした圏域比較を行った事例です。なお、計算式は以下のとおりです。

 労働生産性=小売業年間販売額÷小売業従業者数

 売場効率=小売業年間販売額÷小売業売場面積

 下図は、労働生産性と売場効率をそれぞれX軸、Y軸として散布図で表示したものです。

 散布図の中で、例えばランク1は労働生産性・売場効率ともに高い圏域のグループ、ランク2は労働生産性は高いが売場効率は低い圏域のグループ、ランク3は労働生産性は低いものの売場効率は高い圏域のグループ、ランク4は労働生産性・売場効率いずれも低い圏域のグループであることを示しています。

労働生産性と売場効率による散布図

労働生産性と売場効率による散布図

 ※図をマウスでクリックすると拡大図を表示します

ランク区分
ランク1 X軸:労働生産性 高い Y軸:売場効率 高い
ランク2 X軸:労働生産性 高い Y軸:売場効率 低い
ランク3 X軸:労働生産性 低い Y軸:売場効率 高い
ランク4 X軸:労働生産性 低い Y軸:売場効率 低い

 下図は上記散布図のランク値をマップ上に表したものです。

 荻窪駅や、調布駅、つつじヶ丘駅、芦花公園駅等の周辺地域は、労働生産性・売場効率とも高く効率の良いエリアであることがわかります。一方、吉祥寺駅や国分寺駅、府中駅周辺地域等は労働生産性のみが高いエリア、小平駅や西荻窪駅、成城学園駅周辺地域等は売場効率のみが高いエリアということができます。

駅周辺地域(1km圏)労働生産性と売場効率によるランクマップ

駅周辺地域(1km圏)労働生産性と売場効率によるランクマップ

 ※図をマウスでクリックすると拡大図を表示します

駅周辺地域(1km圏)の詳細表

集約名称 X:労働生産性 Y:売場効率 労働生産性
(万円/人)
売場効率
(万円/u)
三鷹駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1428 125
武蔵小金井駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1612 92
国分寺駅 労働生産性 高い 売場効率 低い 1837 104
国立駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1183 111
小平駅 労働生産性 低い 売場効率 高い 1617 144
花小金井駅 労働生産性 高い 売場効率 低い 1660 124
吉祥寺駅 労働生産性 高い 売場効率 低い 2390 118
荻窪駅 労働生産性 高い 売場効率 高い 1814 154
阿佐ヶ谷駅 労働生産性 低い 売場効率 高い 1345 129
高円寺駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1384 126
田無駅 労働生産性 高い 売場効率 低い 1762 121
梅ヶ丘駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1236 122
千歳船橋駅 労働生産性 高い 売場効率 高い 1815 160
桜上水駅 労働生産性 低い 売場効率 高い 1546 149
つつじヶ丘駅 労働生産性 高い 売場効率 高い 1690 131
中河原駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1582 100
芦花公園駅 労働生産性 高い 売場効率 高い 1793 180
府中駅 労働生産性 高い 売場効率 低い 2060 91
調布駅 労働生産性 高い 売場効率 高い 1683 129
上石神井駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1454 115
武蔵境駅 労働生産性 低い 売場効率 低い 1569 118
西荻窪駅 労働生産性 低い 売場効率 高い 1464 151
成城学園前駅 労働生産性 低い 売場効率 高い 1527 154

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