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まさに飲む健康食品?! お酢に関するあれこれまとめ

2022.07.06

健康・美容にいいとされ、新型コロナウイルス等の影響もあって再注目されているお酢。ビネガードリンクのブームも起きています。
今回は、そんな「お酢」について地域の傾向とともにまとめていきたいと思います。

1.そもそもお酢って??

●酸味のある発酵調味料

 お酢は酢酸を3~5%程度含む酸味のある調味料です。原料や製法によってさまざまな種類があります。
 代表的なものとして、穀物酢、米酢、りんご酢などが挙げられます。

●歴史

 お酢の歴史は古く、紀元前5000年ごろのバビロニアでつくられたと考えられています。
 また、お酒との関連が深く、お酒の醸造をする中で偶然発見されたとみられます。

●日本での歴史は?

 日本に伝わったのは4~5世紀ごろで、中国大陸からお酒の醸造技術とともに伝えられたとされています。江戸時代には寿司の必需品として、庶民に親しまれました。

2. お酢の健康効果

お酢がもたらす健康効果として、次のものが挙げられています。

・ 内臓脂肪の減少を助ける

・ 高めの血圧を下げる

・ 食後の血糖値の上昇を緩やかにする

現代人の大敵である生活習慣病の予防に一役買う嬉しい調味料、意識して取り入れていきたいですね。

3. よくお酢を消費する地域は??

・ お酢の消費傾向(購買力)が高いエリアは九州に集中

弊社の展開するサービス「47maps」を使ってお酢の消費傾向(購買力)を市区町村単位で見てみます。
これを見ると、特に九州でお酢の消費(購買力)が高くなっていることがわかります。

図1 世帯当りの酢購買力

・ その理由は「南蛮」と「黒酢」?!

九州の結果について、筆者の説を2つご紹介します。

 ・ ポルトガルやスペインから伝わった「南蛮漬け」が九州で広まったから説
 ・ 「黒酢」と命名された米酢の一大産地が鹿児島県霧島市にあるから説

九州の食材は南蛮漬けと相性抜群!

長崎で行われていた南蛮貿易によって、「南蛮漬け」と呼ばれる肉や魚のから揚げに甘酢を絡めた料理が日本に伝わりました。
また、Vol.132で紹介しているように九州は鶏肉生産・消費が盛んで、ほかにも長崎県は鯵の漁獲量が日本一。これらは南蛮漬けにするにはもってこいの食材です。

加えて昭和中期に登場したとされる宮崎県発祥の「チキン南蛮」の存在もあり、九州における酢を使った料理の需要、ひいては酢の消費増につながっているのではと推測しました。

1975年、伝統米酢が「黒酢」として全国へ

霧島市福山町では江戸時代後期から壺を用いた伝統的製法で米酢が作られており、1975年にこれを「黒酢」と命名したことから一躍ブームとなりました。
ちなみに、江戸時代の薩摩藩は藩内の技術を門外不出とする政策をとっていたことでこの伝統的な米酢が全国に知れ渡ることがなかったんだとか。

弊社 Twitter でもこの話題について紹介しています。こちらも是非ご覧ください!

4. まとめ

お酢は健康効果が確認されている発酵調味料
特に九州ではお酢とのかかわりが深く、現在でも活発に消費されている。

お酢はその酸味から敬遠されることも多いですが、健康に役立つ効果が盛りだくさんで、おいしい食べ方もたくさんあります。

お酢の力で元気に生きていきたいですね!
ここまでご覧いただきありがとうございました。

<参考資料>

お酢のできるまで│お酢を知ろう!│ミツカングループ商品・メニューサイト (mizkan.co.jp)
https://www.mizkan.co.jp/osu-information/osu/make.html

知らなかった!お酢の効果:酢の力│ミツカングループ企業サイト (mizkan.co.jp)
https://www.mizkan.co.jp/health/sunochikara/osu-kouka/

お酢の歴史|日本自然発酵 (nshk.jp)
https://www.nshk.jp/vinegar/

Story 1.  お酢から紐解く黒酢の歴史 | 黒酢といえば桷志田(かくいだ)福山黒酢株式会社 (kakuida.com)
https://www.kakuida.com/brand-story/origin

世界の酢 | 黒酢、くろずは鹿児島県福山町の坂元醸造 (kurozu.co.jp)
http://www.kurozu.co.jp/concept/chishiki2/

海面漁業生産統計調査 | 農林水産省 (maff.go.jp)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/
kaimen_gyosei/index.html

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