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推計デイタイム人口紹介
推計デイタイム人口の概略
推計デイタイム人口は、既存商品の推計昼間人口と同様に、日中の当該地域で活動している人口データとなります
また推計昼間人口は、国勢調査や経済センサスなどの公的センサスを利用した推計データのため、5年毎更新の商品でしたが、
推計デイタイム人口は、住民基本台帳人口や推計事業所データを利用することで毎年の更新が可能となったデータです。
推計方法は、推計昼間人口で確立された以下の式を同様に適用しているため、状況に応じて推計昼間人口の代替えとして利用することも可能となります。
○ デイタイム人口 = 推計通学者数+ 推計従業者数 + 推計通学も従業もしない者
※通院や買物客などの非定常的な移動については考慮していません。
また地域に立地する事業所の業種、学校の区分等の情報を基に、性・年齢別区分まで推計処理を行っています。
推計デイタイム人口の特長
特長1
毎年更新による最新データのご提供
推計デイタイム人口は、高鮮度な情報となりますので環境の機微な変化を確実に捉えることができ、住居地やビジネス街等の地域特性を把握する上でも、住民基本台帳人口(夜間人口)と推計デイタイム人口(昼間人口)それぞれのデータ時点を揃えられることで、より効果的な分析が行えます。
特長2
様々なデータ区分でのご提供
当データは国土地理協会の11桁コードに準拠した「NSCStandard版」をはじめ、国勢調査の地域区界に対応した「国勢調査地図版」、国が作成する地域メッシュに準拠した「メッシュ版」など様々な小地域区分でご提供できます。
GISによる活用事例
下図は福岡県福岡市博多区周辺の日中の人の動きの変化を直近と前期のデータで表したものです。
前期と比べ直近時点で人が増加しているエリアは赤色、逆に減少しているエリアは青色で表現されています。
図1の推計デイタイム人口の結果と図2の昼間人口の結果を比較して、大きな変化がある地域(赤円)を示しています。
このあたりは住宅・マンションが密集している住宅地エリアのため、以前までは日中の人通りが少ないエリア(図2)でしたが、2022年に大型商業施設が開業されたことにより従業者が増加したことが要因として考えられます(図1)。
図1:推計デイタイム人口による1年間の日中の人口動態の増減傾向
(福岡県福岡市博多区周辺:2023年-2022年)
図2:昼間人口による5年間の日中の人口動態の増減傾向
(福岡県福岡市博多区周辺:2020年-2015年)
また、上記と同様のケースとして、東京都江東区の動向も見ていきましょう。
このあたりは以前、ショッピングセンターがありましたが2016年に営業終了したことで、従業者が大幅に減少(図4)。しかし、2022年に跡地に複合商業施設がオープンしたことで従業者数が増加傾向に転じた(図3)と推測できます。
図3:推計デイタイム人口による1年間の日中の人口動態の増減傾向
(東京都江東区周辺:2023年-2022年)
図4:昼間人口による5年間の日中の人口動態の増減傾向
(東京都江東区周辺:2020年-2015年)
※データの更新頻度は当社の推計デイタイム人口は毎年、推計昼間人口は5年毎となっています。