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GISによる活用事例

人々の活動は、その居住する地域、世代、性別等によって大きく異なります。例えば、平成28年社会生活基本調査によれば、ゴルフ（練習場を含む）を行う人の比率は、東京都やその隣接県では10％前後となっていますが、青森県、岩手県等では5％を下回ります。また、同じ東京都でも、性別にみると男性15％に対し女性は5％程度にとどまりますし、年代としては40代～60代に特に多いといった特徴があります。

このような特徴を基にして推計した当データを用いることにより、ターゲットとする地域に、ターゲットとする人がどの程度いるのかということがわかります。

下図は、「スポーツ」という切り口で鉄道駅周辺地域における状況をみたものです。各駅周辺圏でスポーツ人口自体がどの位いるのか、また、つり、野球、サイクリングと区分した時に、各々構成比がどのようになっているのかをグラフ表示しています。

鉄道駅周辺地域（徒歩20分圏）におけるスポーツ人口の状況

下図は、スポーツの場合と同様の駅周辺地域について、映画館鑑賞人口がどの位いるのか、男女の比率はどのようになっているのかをみたものです。

映画館鑑賞人口では、スポーツの場合とやや異なり、国分寺駅周辺に最も多いことがわかります。また、これらの圏域では、映画館鑑賞人口はやや女性の方が多いことがわかります。

鉄道駅周辺地域（徒歩20分圏）における映画館鑑賞人口と男女比

下表は、先にみた鉄道周辺地域（徒歩20分圏）のスポーツ人口と映画館鑑賞人口の集計値を表示したものです。この表によって、各々地域でのスポーツ人口、映画館鑑賞人口を量的に把握することができます。

鉄道駅周辺地域（徒歩20分圏）におけるスポーツ人口と映画館鑑賞人口集計値

下図は、国分寺駅周辺（20分圏）の詳細地域（町丁別）について、スポーツ人口と映画館鑑賞人口をみたものです。

また、「人口推移予測ランク」により今後人口がどのように推移する可能性が高いのかについてもあわせて表示しました。どちらかといえば、圏域東部、中央線以南の町丁に、スポーツ人口、映画館鑑賞人口が多く、人口も上向きに推移する可能性の高い町丁が多くみられます。

国分寺駅周辺地域（徒歩20分圏）におけるスポーツ人口と映画館鑑賞人口